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日本駐車場開発(2353):スキー場とテーマパークと

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大幅増収増益決算を発表

当社の第2四半期決算が3月3日の引け後に発表されました。何と売上高27.1%増、営業利益92.6%増での着地でした。先日、パーク24(4666)を調べていたこともあり目に留まりましたので、その中身を見ていきたいと思います。 

 

けん引役はスキー場とテーマパーク事業

当第2四半期のセグメント別の売上・利益の状況です。

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 <平成29年7月期第1四半期決算短信より>

 大幅増収増益の答えはもう出てしまいました。当社は名前こそ「駐車場開発」ですが、子会社(保有比率66.6%)の日本スキー場開発(6040)でスキー場の運営を行っています(2015年に上場)。昨年、雪が少なく大苦戦したスキー事業のセグメント利益が163百万円増加しています。加えて、前期にスタートしたテーマパーク事業のセグメント利益が534百万円乗っています。これで大幅増益の約80%は説明できてしまいます。

ちなみに、スキー場は鹿島槍白馬八方尾根栂池高原菅平高原など、テーマパークは那須ハイランドパークの運営を行っているようです。しかし、このテーマパーク事業。ここが大きく伸びていくイメージは湧いてきませんが、那須ハイランドパークの運営で利益率が33.9%とは驚きです。 

 

カーシェアは今からでは儲からない?

本業の駐車場事業ですが、売上高6.9%増、営業利益14.0%増はまずますの伸びと言ったところです。レンタカー、カーシェアリングへの取り組みですが短信に下記計数が掲載されていました。

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<平成29年7月期第1四半期決算短信より>

 

パーク24(4666)ではレンタカーセグメントが16/10期に過去最高の売上、利益を計上しましたが、当社は細々と取り組んでいるといった規模のようです。

また、カーシェアについては契約口数、会員数が減少しており、苦戦しているようです。拠点数、会員数等で圧倒的にパーク24が地盤を築いてしまっている状況では、今後も厳しい状況が続くと予想されます。 

 

海外は国内のようにはいかない?

同じく、同社決算短信によると、17年1月末の駐車場件数ならびに台数は、国内が1,208件、43,087台、海外が1,253件、54,526台となっており、海外の方が駐車場の数自体は多いということに驚きました。上記、セグメント利益からは想像できませんでした。今後は海外展開を中心にしていかなければならないとすれば、駐車場業界も成熟期に入ってきたと考えた方が良いのかもしれません。 

 

日本スキー場開発は下方修正発表も反応なし

蛇足かもしれませんが、最初に日本駐車場開発の大幅増益の要因のひとつとしてスキー事業の大幅改善をあげましたが、実は2月10日に日本スキー場開発(6040)は経常利益で第2四半期▲64.0%、通期▲40.7%の業績下方修正を発表しています。その際、日本駐車場開発の株価に大きな動きはありませんでした

結果としては、当社の第2四半期の経常利益は期初予想を上回って着地しましたが、穴埋めできた要因は何でしょうか。機会があればまた後日確認してみたいと思います。 

 

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