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東宝(9602):遅ればせながら『君の名は』をば鑑賞

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本日は、『君の名は』の「感想」を友人に言ったところ、「お前にアニメを語る資格はない!」と罵倒されたという知人と会食の予定があるので、会話のネタとして同映画を鑑賞してきました。

<以下、ネタバレ注意(念のため)>
始まってから暫くは、いい大人が観る映画ではないと席を立ちたい衝動に駆られる時間が続きました。しかし、あれは新しい技法なのでしょうか、「ポケモンGO」のAR(拡張現実:Augmented Reality)のような映像に不思議な感覚を覚え、また、「結び」、「縁」といった人生の綾をテンポよく表現したストーリーに徐々に引き込まれていきました。

ただ、終わり方はあれで良いのでしょうか?敢えてあそこで「再開」して「君の名は?」と言わせたことで、自分の中でのある種の「残念感」が沸き上がってきてしまいました。

日本歴代ランキングでも4位、邦画歴代ランキングでも『千と千 尋の神隠し』に次ぐ2位につけ、さらなる記録を伸ばすべくロングランを続けています。
(17年2月期第3四半期 決算説明会資料より)

もちろん悪い映画ではありませんでしたが、ここまでヒットした(している)理由は分かりませんでした。アニメ映画などほとんど観ない自分が言うのはおこがましいということは承知ながらの「感想」です。

 

東映の株価に過熱感がなくびっくり

さて、『シン・ゴジラ』と合わせてヒット作が続いている当社ですが、予想PERは18.0倍(17/年2月期基準、1/25終値3,255円)となっており、株価に過熱感がないのはちょっと驚きました。
ただ、配当利回りでみると、17年2月期は45円の配当予想なので1.38%。株主優待は映画観賞券(8月、2月権利日|100株:2枚 500株:8枚<指定劇場にて800円で鑑賞>)でこちらはあまり割安感、魅力は感じられません。

当社は自己株式の取得を積極的に行っているようで、昨年(2016年1月12日)、一昨年(2015年1月13日)のこの時期には第3四半期の決算発表と合わせて「自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ」を発表しています。

ただ、今年はすでに第3四半期の発表はありましたが自己株式取得については発表がないようです。

恐らくはROE10%という数字の達成に目途がついたからとも思われます。

 

業績予想からみるとここからは難しい

株価は中期的に上昇トレンドでありますが来期以降はどうでしょう。四季報によれば、来期は減収減益予想となっています。今期(17年2月期)だけでなく16年2月期実績も下回る数字となっているのは気になるところです。

62万部突破の小説『君の膵臓をたべたい』、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を17年夏、漫画『亜人』を17年内に実写映画化。洋画配給はトム・クルーズなど大作増。
(四季報17年集より)

とのこと。

『ジョジョの奇妙な冒険』が人気作品であるということは知っていても実写化はどうなのかとか、『シン・ゴジラ』+『君の名は』を上回るヒットになるのかといった点を考えると、ここからはなかなか手が出せないというのが結論です。

配当と優待を合わせた総合利回りで4%水準、株価では1,600円を割れてから買入候補銘柄にしたいと思います。

2012年の頃の株価水準ということになるので当分は模様眺めといったところです。 

 

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